2026年7月10日(金)の夜、成田山新勝寺の門前・表参道にある老舗うなぎ店「駿河屋」で火災が発生しました。ちょうど成田祇園祭の初日と重なり、表参道が多くの人でにぎわう最中の出来事でした。

このページでは、確認できている事実を正確にお伝えするとともに、寛政10年(1798年)から二百年以上続いてきた駿河屋という店の歩みを振り返り、一日も早い再開への願いを記します。

🕯️ 本記事は地域の記録として、事実に基づき敬意をもって作成しています。出火原因は調査中であり、憶測による記述は避けています。

何が起きたのか(確認できている事実)

項目内容
発生日時2026年7月10日(金)午後8時20分ごろ
場所成田市仲町の老舗うなぎ店「駿河屋」1階の調理場付近から出火
建物2階建ての店舗
在店者営業中で、従業員約30人・客約90人が店内に。スタッフの誘導で避難したと報じられています
人的被害死者・重傷者の報道はありません(発生直後はけが人の有無を確認中とされていました)
出火原因調査中

焼損した駿河屋の店舗正面。「駿河屋」の看板は残るが、軒下や窓に火災の跡が見える

看板は残るものの、軒下や窓まわりに火災の跡が残る駿河屋の正面。店の前には仮囲いが設けられている(2026年7月)。

薬師堂側から見た駿河屋。2階の窓が破損している

薬師堂側から見た駿河屋。2階の窓が破損しているのが分かる。

火災から数日が経った取材時も、現場周辺には焚き火のような焦げたにおいがまだかすかに漂っていました。火の勢いの大きさを、あらためて感じさせます。

成田祇園祭への影響

火災は、成田祇園祭2026の初日にあたる7月10日の夜に発生しました。この日の祭りは火災直後に打ち切られ、翌11日午前に予定されていた山車・屋台の引き回しも取りやめとなりました。

約45万人が訪れる成田を代表する祭りだけに、地域への影響は小さくありません。祭りの開催情報や交通規制については、公式情報および成田祇園祭2026 交通規制まとめもあわせてご確認ください。

成田観光館に並ぶ祇園祭の山車

祇園祭を終えた7月13日、成田観光館に並ぶ山車。

駿河屋とはどんな店だったのか

駿河屋の創業は寛政10年(1798年)。江戸時代から二百年以上にわたって、成田山表参道でうなぎを供してきた老舗です。

  • 備長炭で焼く伝統の技 — 職人が備長炭を使って一枚ずつ焼き上げるうなぎは、香ばしさと柔らかさで知られていました。
  • 絶えない行列 — 観光客はもちろん、近年は海外からの旅行者(インバウンド)にも人気が高く、店先には常に行列ができる表参道の名物店でした。
  • 成田=うなぎの街を象徴する一軒 — 成田山表参道は、印旛沼のうなぎ文化を背景に、うなぎ店が軒を連ねる全国でも珍しい門前町です。駿河屋はその歴史を体現する存在でした。

成田のうなぎ文化そのものの背景については、成田のうなぎの歴史うなぎ文化の構造もあわせてどうぞ。

うなぎ店や土産物店が軒を連ねる成田山表参道の町並み

うなぎ店や土産物店が軒を連ねる成田山表参道。江戸の面影を残す門前町の一角に、駿河屋はある。

再開を願って

二百年を超えて受け継がれてきた味と技は、成田の街の記憶そのものです。被害に遭われた駿河屋の皆さま、関係者の皆さまに心よりお見舞い申し上げます。

一日も早い再建・再開を、地元の一人として心から願っています。再開や今後の情報が分かり次第、本ページを更新してお伝えします。

表参道を訪れる方へ

駿河屋は当分の間休業となります。成田山表参道には、川豊本店をはじめ、伝統のうなぎを味わえるお店が数多くあります。表参道の歩き方は成田山表参道 約800mの歩き方もご参考ください。

成田山総門のたもとから見た駿河屋

成田山総門のたもとから見た駿河屋(右手の建物)。

⚠️ 各店の営業状況は日によって変わります。ご来店前に、各店の公式情報で最新の状況をご確認ください。


出典・参考

  • 朝日新聞「成田山新勝寺門前の老舗うなぎ店から出火 10日の祇園祭打ち切り」
  • Yahoo!ニュース「老舗うなぎ店で火事 千葉・成田山」

※本記事の事実関係は上記報道に基づきます。最新かつ正確な情報は、各報道機関および公式発表をご確認ください。